プレイングマネージャーの育成❽

こんにちは。

カンパニーコーチの青木栄明です。

私事で恐縮ですが、昨日、小学五年の長男が所属する野球チームの
練習試合がありました。


結果は16対6で大勝し、来週から始まる大会に向けて、
良い準備が出来たなぁと思っています。

このチームは、最近やっと、勝てるようになってきましたが、
つい3か月前まで試合をしても全くと言ってよい程勝てないチームでした。


目的意識を持たせ、個人の目標を設定してから、
徐々にチームも選手も成長が早くなり、結果に繋がり始めています。


意識改革において、まずやった事は、

「どんなチームにしたいのか?」「それはなぜなのか?」「そのために自分は何をするのか?」
「どんな選手になりたいのか?」「それはなぜなのか?」「そのためには何をするか?」

について考えてもらい、自発的な行動を引き出すという事です。


各々が全員の前でコミットして行動の約束をするので、実行度が高く、
今のところ、努力が成果に繋がっているという状況です。


そして、新たに取り組みを始めたのがチーム創りです。


今やっているのは、


練習や試合がある時に三人づつリーダーを決め、
全員で話しあって生まれた「スローガン」を実行する為に
一人一人が何をするのかを約束させ、結果を振り返り、
他のメンバーからもフィードバックを受けるというものです。


こうする事で自然と対話が生まれ、助け合える本当のチームになりつつあります。


まだまだ、課題は多いのですが、私は、いつか彼らがこの経験を活かして 

社会で活躍して欲しいと思っています。

そのために親父コーチは、毎週末、腰痛と闘いながら、彼らと一緒に汗を流し続けます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー■グラデーション型育成                     ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー                      


前回は部下の発達段階に合わせて、対応を変えてゆくシチュエーションリーダーシップにベースを置いてお話ししました。


今回はその発展型である「グラデーション型育成」についてお話しします。


部下に個性や能力に合った育成を続けてゆくとスピードに個人差はあっても

その人なりの変化が起こってきます。

つまり、これが成長なのですが、この部下の変化に合わせて
「働きかけ」を変えてゆくのが、「グラデーション型育成」の考え方です。

人は時間の経過と共にキャリアを重ねて行きます。



そして、その人がどんな成長を告げてゆくかは、人それぞれ異なるわけです。


従って、上司が部下の成長に合わせて持っている情報や知識、
必要なスキルを出し入れできれば、
どんな部下であっても成長を加速化することができます。

ただし、私達はロボットではありませんので、
階段を上がるように成長してゆくわけではありません。

例えば、

部下に知識と経験が足りない若手の段階においては、


「教える」「訓練する」「アドバイスする」という関わり方を中心に
部下の変化を観察しながら、次の段階のスキルである
「考えさせる」「選ばせる」「決めさせる」というプロセスに進んで行くわけですが、


一回の説明で「理解する人」もいれば、そうでない人もいます。


中には何度説明しても、同じミスを繰り返したり、
違う行動をするなど

一向に成長が見られないように感じる人もいると思います。


こういう部下には、

「教える」=「わかるはず」という発想を捨てて、接し方を変え、
「教える」をもう少し、細分化する必要があります。


例えば「教える」という事を「説明をした」「理解した」
「自分の言葉で説明できるようになった」と言う
3つのパートに分解し、

必要があればさらにひとつ、ひとつをいくつかに
再細分化してみるという事です。

具体的に「理解した」を例に挙げて考えてみますと、


①「何がわかったか?」を説明させて「覚えたか?」どうかを
確認し、

②「では、こういう場合はどうなると思う?」という応用問題を
出す事で

「理解度」を深める事です。


そうすると「理解」の精度が上がり、
次は「自分の言葉で説明できる」という段階に入れるわけです。


さらに、次は「訓練」を
①上司の手本を見た
②上司に見てもらいながら、やってみた
③一人でできた④複数回できた

等に分解し、確認しながら、進めてゆきます。


それでも、また「訓練」後、ミスやヌケが発生するようであれば、
戻って「なぜ?」という問いを立てて「理解」を促進する。


手間がかかって、大変だなと思われるかもしれませんが、
こうする事で着実に成長に結び付ける事が出来ますし、


後々の事を考えると、無駄な問題が起こりにくくなります。




そして、そしてさらに、大きな副産物が生まれます。

それは、「今手間がかかっている部下」が先輩や上司になった時に
「自分がしてもらった事」が後輩にできるようになる事です。


つまり再現性のある教育プロセスが作れるという事。

人によって関わり方や教え方が多少異なっても
部下や後輩に対する育成の仕方をある程度標準化できれば、
結果的にそれが組織の生産性向上に繋がります。


今日お伝えした「グラデーション型育成」は育成のプロセスを細分化、
再細分化して進める考え方です。


そのためには抽象的な表現を「どういうことか?」と言う視点で分解し、

誰もが共通認識できるように言語化する必要があります。



また、この共通言語化については別に機会に改めてお話ししますが、

一見遠回りの様に見えても結果として成長スピードは早くなります。


もし、伸び悩んでいる部下が周囲にいるようでしたら、
育成、接し方のプロセスを見直してみて下さい。

目先のスピードに目が行く事によって生まれている
「無意識の手抜き」が「部下の成長鈍化」に繋がっている事を
ご理解いただけると嬉しいです。

次回は、リーダーの成長を加速する
「リーダーズコミュニティ」についてお話ししたいと思います。

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