「リーダー育成」と「組織変革」を        同時に行うプログラム

今日はご案内をさせていただきたいと思います。



弊社で展開している「プレイングマネージャー育成プログラム」は

おかげさまで導入いただいている企業様から

大変好評をいただいております。





理由は「教育」の目的を実現できるプログラムだからです。



教育研修は本来、対象者が受講する事で「意識変容」が起き、

職場で「行動変容」が起きる事、つまり、組織に何かしらの「良い変化」を

もたらすことを目的としております。




しかし、実際は「研修」を受けてもなかなか行動変容まで

たどり着かない事が多いのではないでしょうか?





それは、新たな行動を起こす動機付け、

チームにおける価値のある取り組み、

そして行動の継続を促進するための「設計」が

されていない事が大きな原因です。





どんなに研修が素晴らしくても

研修を一回二回受けたくらいでは、なかなか人は変容しません。





それは、私自身も数多くの「研修」を提供してきた事で嫌と言うほど

経験してきたのでよくわかります。






対象者が変容しないのは「知識やスキル」が

足りない事もあるかもしれませんが、




それよりも「変わる理由」つまり「意思」がない事、

また、変化に価値を感じる事、行動を継続できない事にあります。





したがって、これらの点を解決しない限り、

提供側としては、一応「やっている」という

満足は得られるかもしれませんが、




効果については、「参加者の責任だよね」ところで

落ち着いてしまうのではないでしょうか?






■なぜ「プレイングマネージャー育成プログラム」で変容が起きるのか?

❶モチベーションを高める事からスタートする


どんなに素晴らしい研修でも

受ける側が学びを活かす「モチベーション」がなければ、

全く役に立たない無駄な投資になります。



そして、そのモチベーションはどこから生まれるのかと言うと

弊社では参加者が自分の現状を客観視して、未来を

「希望」と「絶望」の両面から考察する事によって生まれると考えています。





簡単に言うと、将来を考えると

「現状維持ではまずい事になるな」(絶望)、

むしろ「変わる事で定年後も含めて良い人生にできるな」(希望)と

考えられるようになる事です。



これによって、「学び」を自分事として捉える事ができるようになります。




私たちは何もなければ、目の前の事に追われ、

あまり、将来の事をじっくり考える機会がありません。





 でも、機会を作って

改めて将来を考える事で



今の自分を俯瞰して捉えるこちができるようになります。



希望と絶望、天国と地獄とも言えますが、

上手くいったバラ色の未来と

避けたい最悪の未来を考える事は、

価値観を見直す機会にもなり、




非常に効果的です。




❷視点を変える仲間達との対話


研修の中でグループセッションを多く取り入れています。

これは同じ立場の仲間達と「自分の考え」や「感じたこと」を



ディスカッションすることで

自分とは違う視点を手に入れる事に意味があります。

特に同じような立場の人間が

自分とは違う視点を持っている事に気づくと

自己内省が始まり、

行動変容に繋がりやすくなります。




同じことを言われたとしても

上司から言われるのと

同僚が言うのでは「受け取り方」にも

違いが出るのです。





❸チームにおける「関係の質」を高める

「質の高いコミュニケーション」が設計されている。


さらに、弊社のプレイングマネージャー育成プログラムは、

集合研修の他、

リーダーがチーム内で変革を起こす対話が設計されています。





これは「業務のやり取り」ではなく、

「理想のチームとはどんなチームか?」

「現状とどのような違いがあるのか?」





「チームをどうしたいのか?」

「チームにどうかかわってゆきたいのか?」

「リーダーに望むことはどんな事か?」等を包み隠さず、

本音で話し合う事です。





多くのチームでは、

日常業務の打ち合わせ等は頻繁に行われていると思いますが、





「自分達」が「何処に向かっているのか?」

「それはなぜか?」というような

チーム運営上、本来は重要である対話が

なされていないのが実情ではないかと思います。





メンバーが何を考えていて、

どんな願望があり、悩みを持っているのか?を





共有しあう事はお互いをより深く理解し合い、

より強いつながりを創る上では

欠かせない事です。





また、チームメンバーがどんな関わり方をしているのか?を

表す「関係の質」は




長期的な成果に影響を及ぼす事や

風土改革に欠かせない事は組織学の大家である




「ダニエル・キム」氏によっても提唱されておりますし、

グーグルの実験でも立証されています。




❹リーダーの行動変容をサポートするプロコーチによるコーチング


モチベーションが上がり、

チームにおける改善活動を実りあるものにするためには




リーダーを孤独にせず、

チャレンジを継続させる為の応援が必要です。




行動を変え、新たな良い習慣を創るには

「継続」しながら、PDCAを回してゆく事が

重要です。






しかし、一人では継続が難しいのです。





それは、ダイエットやジョギングを始めても

中々長続きしないのと同じ理由で





その人に問題があるわけではなく、

私たち人間が共通に持っている本能に

原因があります。




個別コーチングでは主に本人が

「自覚できない成果」に重点を置き、



自発的な改善活動を促進できるようにサポートしていきます。



❺経験学習を加速する「内省」・・・グループコーチング


このプログラムでは、

リーダー同士が「内省しあう」メニューを

後半に用意しております。





自分が部下に関わる中で

「感情を乱された」出来事について話し、





同じリーダー仲間からのフィードバックや

質問のシャワーを受ける事で




自身を内省し、

新たな行動に繋げてゆく事を目的としています。




これは有名なヘンリーミンツバーグという

マネジメント学の研究者が発案したものから

インスパイアーされて作ったものです。




マネジメントの学びは

MBAではなく、現場の経験から学ぶことの方が

有効であるという信念のもと作られました。





主観で物事を捉える私たち人間は

「自分の見方、考え方」が「普通」であり、

他者も同じであると考えがちです。




しかし、当事者でなくなると

「冷静」に「客観的」に自分の心を振り返る事が出来ます。




自分と違う見方を手に入れる、

俯瞰して捉えられる能力を磨く事は、

リーダーの成長にとても有効に機能します。




このように弊社のプログラムは参加者が参加し続ける事で

無理なく「変容」してゆくように設計されています。





「現状」は「今までの行動」を積み重ねた結果が

表れているものです。




したがって、現状を変え、

新しい状況を創るには「行動」を変えるしかありませんし、

行動を続け、習慣にする必要があります。






弊社は有名な企業ではありませんので

依頼するには勇気が必要かもしれません。





しかし、参加者の成長に真剣に向き合う覚悟は

誰よりも持っているつもりです。





ご興味をお持ちいただけたら、

詳細をご紹介する機会を頂けると嬉しいです。

「上司の関わり方」が6割

1月から、

大手精密機械メーカーのプレイングマネージャー10名に対し、


「コーチング」を実施しています。




この人たちは、どちらかと言うと上司から


「評価が低かった」方々です。



上司から出された課題に対する、

アクションの実行をサポートしてゆくのですが、



一人一人と向き合い、じっくり話しを聞いてみると


「やっぱりな」と改めて気が付いた事があります。





それは、今の上司が改善して欲しいと認識している「問題」は


その人そのものの問題と言うよりも




「上司」がどう関わったか?という事によって


生まれるケースが多いという事です。





例えば、現在の上司に「もう少し、リーダーとして


主体的に行動をして欲しい」という課題を与えられた


あるプレイングマネージャーは





以前の部署では長きにわたり、


研究職のスペシャリストである上司に


言われた事を実行する事だけを求められてきました。





つまり、

「君の意見などいらない、私の指示通りにやってくれれば良い」と


いう事を言われ続けてきたという事です。



ご本人は、自分をあたかもモノであるかのように

扱われていると感じた事でしょう。

また、別のプレイングマネージャーは


ホウレンソウなど業務上必要なコミュニケーションが


弱いという評価を受けていますが、





以前の上司は自分の業務遂行に埋没し、全くと言ってよい程、


部下の仕事を「見ない」人であったので





上司に信感を抱き、

積極的にコミュニケーションをとろうという意識が


薄くなってしまったそうです。





大人ですから、全てが上司の責任とは言いませんが、

上司の部下に対する影響力は大きく、



関わり方次第では

今の問題は「発生」しなかったように感じます。

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本当の問題は何処にあるのか?

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今回10名の方々と接してみて


私が本当にその人自身に本質的な問題があると感じた人は


「4人」です。


10名中6名は過去現在における

上司との関係性に問題があると思っています。



つまり、6名は上司次第で今回の対象には


ならなかった可能性があるという事です。




これは本来、活かされるべき人間が活きていないという事になり、


会社としては「目には見えない」大きな損失です。



では、このようなミスマッチが起きないようにするには


どうしたら良いのでしょう?


ひとつは、「部下を持つ」べきでない人を

上司にしないという事です。




これは、


プレイヤーとして優秀であるからと言って

「優秀な上司」になるとは限らない

という認識に立つという事です。



たしかに「できる人」がリーダーとして育ってくれれば


それに越したことはないですが、



先ほど挙げた研究のスペシャリストである上司のように


どうしても「向かない人」も一定数いるのは事実です。




なのでそういう人は、


思い切って

その任からといてあげた方が

「本人」にも部下の為にも良いのです。



評価や給料にも関連する事なので


簡単な事にできる事ではないかもしれませんが、




利益と損害のバランスを考えれば、

その人を上司に置いておくよりも

プレイヤーに徹してもらう事の方が


はるかに「益」を産むのではないかと思います。



あともうひとつは、上司が


部下に対する「見方」を変える事だと


思っています。

これも言うのは簡単で

なかなかすぐには難しい事かもしれませんが、

自分より部下は「下」であるという認識を改めると

いう事です。



一般的に上司の方が「熟練度」が高いため、

どうしても「部下」に対しては

「上」から見がちになりますが、




「自分より下」と言う見方は

部下のモチベーションの低下や成長の鈍化に繋がります。



「下」ではなく、


ともに「チームの目的、目標を実現する」仲間なんだと

いう見方に変える事が出来れば、

「損」は「益」に大きく転換できるでしょう。




「人は理屈ではなく、感情で動く」という事は、


私の研修でも強調して伝えている事ではありますが、

関わり方次第で、 

やる気の向上やコミュニケーションの活性化、

関係性の向上に結び付くのであれば


結果として、上司である自分の仕事も楽になるはずです。




会社で働いている人がどんな関わり方をしているのか?が


パフォーマンスに大きく影響するという事は、





グーグルが証明し、


「心理的安全性」と言う言葉とともに

認知されるようになってきました。



であれば、


後はいつから、どこから始めるかです。



これは、ある意味会社の「体質改善」でもあるので


「変化」が見えるまではそこそこ時間がかかりますし、






進捗に対しては、一進一退があるはずです。





変化に抵抗する勢力に妨害を受けるかもしれません。

でも、これからは

今まで以上に「人」を活かせる企業が

生き残り、発展をしてゆくと私は信じています。




現状維持を続け、


じり貧になって後で後悔する前に


早めに手を打つ方が得策だと思うのですが・・・。

今日は、ある企業の例をとって


お話をしましたが、


同じような問題は

日本中至るところにある組織、会社にあると思っています。




良かったら、この機会に

ご自身の会社も「上司の適正」や




「上司の部下に対する関わり方」について


見つめ直して頂ければ幸いです。